今年は、自治会の役の当番です。
独り身としてはなかなかの負担ですが・・・まぁ、ご近所づきあいとしてはありかな。
でもネットやSNSがもっと活用出来たらな・・・(^-^;
自治会の仕事って?
- 月数回の回覧板の作成
- 自治体・町内会役員との連絡
- 名簿の作成・管理
- 粗大ごみの準備、片付け、立ち番
- 会費やお花の徴収(?)
- 町内イベントのお手伝い
- 地域清掃の役 など多岐にわたります。
活動は平日の日中が多く、退職世代には良い時間帯ですが、現役世代として仕事を置いてせねばならないのでつらいものがあります。アパート入居者の世帯が多いのですが、基本的に役は免除されています。まぁ一時的な住まいが多いですからね。マンションは管理人さんがされることが多いのでしょうか。
どことも自治会員が高齢者に偏ることで、活動が高齢者向きのものが多くなり、一層若者が参加しにくいですが、運営は比較的若い人という構造になっています。
横浜市の平成24年度アンケート
- 役員のなり手が少ない 77%
- 会員の高齢化 59%
- 特定の会員しか運営、行事に関わらない 38%
予算の削減で行政サービスが細る中、高齢者の見守りや子育て支援など、自治会への期待は高まるが、実態は厳しいということです。
自治体の担う役割?
阪神淡路、東北、そして九州での地震のように災害時の対応や高齢者の見守りなど、町内会に期待される役割は大きいとはされています。
回覧はまわっててもポスト経由で顔すら見ない弱体化した組織、形骸化した自治で、いざというとき機能するかは疑問です。
その理由、本当ですか?
よく出るのが「高齢者はITが使えないから紙ベースや手渡しでないと・・・」という意見です。
- ITが使えないから紙で
- ITは字が小さいから
- ITで詐欺にあう危険があるから
いやいや、デジタルデバイドや情報弱者とまで言われて放置するのかと耳を疑いたくなります。そもそもこの意見を言われてる人が情報弱者でご自身を正当化しているとしか思えません。文字なんて紙面で見るよりずっと大きくなります。
身近ではネットトレードを行う75才を過ぎた女性をはじめ、もっと年配の方で過疎地に住まわれてる方でもLineやFacebookを使われてる人はおられ、回覧板をポスト経由でリレーする身近なご近所さんより、遠くに住まわれていながら、ずっと密接に関係を維持しています。そもそも、◯◯詐欺にあわれてる方はそういった知識が無い方、周囲の人が教えることを避けてしまった方で、ITではなく、すぐに家族に連絡が取れない方が玄関先や電話で詐欺にあわれてます。
町内会費をクレジットカードやネットバンキング、(地元に根差した交流となる)銀行窓口で行う振込も、活用すると、現役世代が留守宅を何度も訪問するような無益な活動が減り、単身世帯で現金を預かるリスクも減ります。
実際、中央政府の行う国勢調査は
ネットで行われるようになったではないですか!
これを書いてるここ数日の経済センサスも・・・(^-^;
国勢調査も広い意味での自治会活動?
5年に1度の身近な人が周ってこられますね。一般にはあまり知られてませんが、調査員は自治会・町内会の推薦等で決まります。つまり、国が仕切る広い意味での自治会活動にもなってます。
全国で約70万人((平成27年国勢調査
自治会の存続には・・・
ネットを見回しても、自治会を問題提起する記事で検索結果が埋め尽くされてる現状です。
自治会に誰もが実のある参加ができるようになるには、広域化など組織や規模など形をどうこうする前に「考え方」を変える必要がありそうです。