台風近い…そんな時の…
「よし!いい海だ!海行くべ!」
メディアの情報って?
テレビはそもそも大勢にCMを見せるための情報で、私たちが活動する為の情報ではない。
台風接近で大衆にウケる(視聴者が期待する)情報はどちら?
- 大荒れの実況中継
- のんびりした海情報
まぁ1.でしょう。
視聴者の期待通り荒れる情報でないとテレビは金にならない。
テレビ脳と化し、テレビを妄信する人は2.の情報に目を向けない。
てか、感情的に理解できない。
だからどのチャンネルも台風が近づくと大荒れ!
実際は、地形によって両方あるのにね。
ダイバーの中にも「台風できてるのに行くんですか?」と、プロが総合判断で行くと言ってるのに、信じられなくて(自分のテレビ的判断のほうが正しいと思って)聞いてくる人が居る。
逆に、台風が過ぎても荒れてるというのに、丁寧に中止だとお伝えしても不機嫌になるダイバーも居る。
残念なのは確かだし、そうなるのも致し方ないけどね。
その情報、誰のための情報?
だからココモは広くから海を選ぶ
兵庫だけでも、今子浦、佐津、切浜、猫崎、竹野浜、
南紀でも、田辺、白崎、白浜、周参見、日高、越前海岸、
台風が近づいてきてても、荒れてるところもあれば、穏やかなところもある!
ニュースはいつも、穏やかなところを紹介してくれないね。
災害予防といえばそうだろうけど、結局情報が偏ってるってこと。
つまり、そもそも、偏った情報では判断すべきでなはい。
恐れは行動の制御?邪魔?
我々が唯一恐れなければならないのは、「恐れる」ということそれ自体だ。
The only thing we have to fear is fear itself.
恐れの分類
恐れは行動を妨害する2つのタイプに分けられます。
- 善玉の恐れ
- 大きな砕け波を見て入水をためらわせる恐れ
- 悪玉の恐れ
- 一般の天気予想だけで海を怖がらせる恐れ
「恐れ」の心理を正常に保つには一定の知識・知恵が必要でしょう。
カールホパー
理論の正しさを証明しようと努力するのではなく、その( )を見つけようとすることから知識は進歩する。
[show_more]誤りを見つけようとすることから知識は進歩する。
社会と異なり、「よく頑張った」がない自然界では、理論とは言えない一般情報を、正しいと信じて疑わない群集心理で行動しないようにしたいですね。
(まずはココから)気圧配置、前線、地形の特徴…中学生の理科[/show_more]
バン・K・タープ
- 人々は役に立たない物事に心惹かれるものだ。それが人間の本性である。
- 重要なことを学べるのは聴衆の( )%以下に過ぎない。
[show_more]1%
海を安全に楽しみたいと始めるけれど、海の楽しみ方や安全のための知識や技術を得ようとする人は少なく、ライセンス取得自体や潜る行為だけが目的化いやすい。
手抜きのOWD等で目的を容易に達成したダイバーは、その後はできることの中から達成感を探すようになるが、成長を伴わない達成感に感じる喜びは高が知れている。[/show_more]
海の青い鳥症候群
「どこの海がいいですか?」と聞いてくるダイバーは多いが
「どんな時に、どうダイビングするのが良いか」を聴いてくるダイバーは殆どいない。
雨で良い海や、快晴でも酷い海があったり、
昨日の透明度が20mでも今日の透明度が5mということがあるのに…
- 結果、よく知らない「知らないの海」に楽しさや達成感を求めてしまう。
何度も通える身近な海に「楽しさ」があるのに
テレビに憧れ遠くの海に楽しさを求める思考は
外の人達の外観の良さに目がいき、身近な人の
大切さに目が向かなくなってしまうようなもの
おまけ
低気圧vs海 クイズ