プロにはなれても…そして…!




ダイビング・プロ候補生からのご相談

「プロ資格」を取得したダイバーさんから。

プロ資格を取得して仕事にしたいんですけどどうしたらいいですか?

diverまず、プロの総人数のうち、プロとして活動を継続できている人はどれくらいおられるでしょう。

年々プロが誕生しますが、続けられているひとは何割くらいでしょうか?

プロとして生き残るには・・・例えばそれが上位20%だったとすると、その「20%のに入っていればいい」という単純な判断ができます。

競技性がないとも言われるダイビングですが、プロといわれる人にとっては、競争(?)、戦い(?)で勝ち続けることが必要だということです。

まずはプロとしての活動を開始する前に、「プロ達の中の自分」を客観的に分析をしてみることから始めてみましょう。

孫子の用兵の法

続けていくためには、競技性の低いとされるダイビングでも競争に勝ち続けなければならないということで、その状況分析に「孫子の兵法」を使ってみてはどうでしょう。

故用兵之法、十則圍之、五則攻之、倍則分之、敵則能戦之、少則能逃之、不若則能避 之、故小敵之堅、大敵之擒也

故に用兵の法は、十なれば、すなわちこれを囲み、五なれば、すなわちこれを攻め、倍すれば、すなわちこれを分かち、敵すれば、すなわちよくこれと戦い、少なければ、すなわちよくこれを逃れ、しかざれば、すなわちよくこれをよく。故に小敵の堅は大敵のとりこなり

孫子は「戦わずして勝つ」に通じる言葉として「戦いの原則」について次のように言っています。

敵の

  • 十倍の戦力があれば敵を取り囲み、
  • 五倍であれば攻め、
  • 二倍であれば敵を分断し、
  • 互角のときは全力で戦い、
  • 少なければ退却し、
  • 勝ち目がないと見たら戦わない。

自軍(自ら)が優勢でない(弱者の)場合に強気に出てしまえば、強敵の餌食になりやすいということです。

現代風には…!

そうは言っても、プロ候補生や、プロ資格取得間もない方が、現役プロの方々と競争するといっても…と思われませんか?

そこで「弱者の選択」として日本発のマーケティング戦略「ランチェスター戦略」の様な考え方も取り入れてみましょう。

  1. 圧倒的な戦力がある場合、持久戦に持ち込み絶対に勝てる時だけ戦う。
  2. それ以外では様々な謀略をもって戦う。
  3. 勝てないと判断した場合は退却する。




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